事業内容について
山田展生様:
不動産情報サービスと不動産業務ソリューションを提供する会社で、不動産会社様に役立つ情報・商品・サービスを提供し続けて2022年12月で55年になります。日本全国で今では約61,000店の不動産会社様が当社のネットワークにご加盟いただいています。元々は不動産会社間での情報の流通から事業が始まり、その後一般消費者向けの情報サービスの提供も行い、両方の領域で事業を展開しています。
所属する部署について
栗本祐作様:
Cメディア開発部を統括しています。業務内容としては、一般消費者向けの情報ポータルサイトである「不動産情報サイト アットホーム」などの開発・保守・運用をしております。
山田展生様:
Cメディア開発部のマイスターをしています。元々企画部門でサイトの企画などをしていましたが、今は開発部門の中で企画部門と開発部門をつなぐ役割を主に担っています。
メディアSMSの利用用途は「SMSによる本人認証」
栗本祐作様:
「不動産情報サイト アットホーム」にて、物件の問い合わせの際の本人認証に利用しています。本人認証にはSMSとIVR(自動音声)の2つを採用しており、基本的にはSMSで認証を行い、SMSの届かない固定電話などに対してはIVRを用いた架電での認証を行っています。
セキュリティ面での課題をSMS認証で解決
山田展生様:
当社のサービスでは問い合わせ時のセキュリティ面に課題を感じていました。問い合わせをしてくれたユーザーが本人かどうか、また電話番号が間違いなく入力されているかどうか。その課題を解決するにあたり、候補に上がったのがSMSを用いた本人認証の導入でした。検討からローンチまで約1ヶ月半というスピード感で導入することができ、セキュリティ面の課題を迅速に解決することができました。
「メディアSMS」を選んだ理由は網羅性の高さと導入のしやすさ
山田展生様:
SMS認証を導入する際に4社ほどで比較検討を行いました。その中で国内キャリアをすべて網羅しており、かつ固定電話でも認証可能なIVR対応をしているサービスは「メディアSMS」だけでした。
栗本祐作様:
もちろんコスト面も重要でしたが、更に重要視していたのは「ローンチまでの期間」です。営業の方のお話を聞けば聞くほど、当社側の開発は1ヶ月かからずにできるだろうと確信を持つことができました。
メディアSMSの「認証オールインワンサービス」はSMS送信だけでなく、認証のために必要なプログラミングがほとんどAPIに組み込まれています。例えば、認証番号の発行やその突き合わせなどもAPIに組み込まれているので、その分のテスト工数が削減でき、開発速度も速くなります。本来、開発ではテストが最も時間のかかる工程なのですが、当社側では複雑な実装を行っていないため動作確認のテストのみで済みました。
数あるSMS送信サービスの中で、SMS認証に関わる様々な機能をAPIで簡単に導入することができるメディアSMSはまさにオールインワンだったという印象があります。
「メディアSMS」によりセキュリティだけでなく連絡が繋がる率も向上
栗本祐作様:
セキュリティ強化はもちろんですが、不動産会社様と一般消費者をきちんとつなげる事ができる、連絡が取れる状態で情報をご提供できるという点を効果として実感しています。
例えば、当社のような不動産ポータルサイトの場合、問い合わせを受けた不動産会社様が折り返し電話をして繋がるのが6割ほどと言われています。残りの4割は電話が繋がらず、連絡が取れない問い合わせということです。
その連絡の取れない4割を減らしていくことで不動産会社様がユーザーと確実に連絡が取れスムーズに成約に繋がるので、当社としては不動産会社様に貢献できているという考え方になります。
そういったしっかりと連絡の取れる率が向上したのは実感しています。
山田展生様:
不動産会社様の立場からすると、「問い合わせを送った人に確実に連絡が取れる電話番号が提供されている」という安心感にもつながっていると感じています。前々から「アットホームさん経由の問い合わせは成約に繋がりやすいものが多いので助かる」という評判を不動産会社様からいただいていたので、それがより確実になりました。
ログを追える管理画面やシステムの安定性にも満足
栗本祐作様:
他にメディアSMSを導入してよかった点としては、ログをきちんと追える管理画面があることです。お客様から本人認証に関する問い合わせが当社に入った場合も、メディアSMS側の管理画面でログを追うことですぐに回答ができています。他社サービスだと、ログの確認は管理画面では行えない場合もあるので、レスポンス良くお客様に対応できて助かっています。
また、本人認証を行う上で最も重要とも言えますが、システム的にすごく安定している点もよかったです。もしSMS認証が障害で止まってしまうとその後の手続きに進めず、問い合わせを送信することができないという事態になってしまいます。導入してから一度の障害もなく安定稼働している点は非常にありがたいです。
山田展生様:
非常に助かっているのが、「こういったケースはどうすればいいですか?」「こういう事例はありますか?」といった相談をメディアSMSの営業の方に連絡すると、すぐにちゃんとした答えを返してきてくれる点です。そういった導入後のサポートもしっかりしていて助かっています。
今後の展望について
栗本祐作様:
一般消費者向けの部分でコミュニケーションの多様化に取り組むべきだと考えています。現状、一般消費者と不動産会社様のコミュニケーション手段はメールと電話の2つが主ですが、ビデオ電話やSNSなど色々と増えてきています。ただし、そういった多様化に伴ってセキュリティ面にも気をつけていかなければならない中で、一つのソリューションとして「メディアSMS」のツールを活用していけると考えています。
また、前述の通り不動産会社様にしっかり貢献していくというところは今後も変わらずやっていきたいです。