電話番号 03-5544-9963
無料で資料を手に入れる

2024.11.05
API連携 Q&A 利用シーン 認証

SMSをAPIで導入するには?手順やポイント・注意点をまとめて紹介!

SMSをAPIで導入するには?手順やポイント・注意点をまとめて紹介!

SMSをAPIで導入するには? 手順やポイント・注意点をまとめて紹介!

SMS送信サービスについて調べていると、「APIを利用してSMS送信が可能」という謳い文句を目にしたことはありませんか?APIについて詳しく知らないという方も多いのですが、SMS送信サービスを比較検討するならばAPIに関する知識を持っておいて損はありません。SMSをAPIで導入することで業務効率化やSMSを活用した新しいサービスを実装することができ、業務プロセスの最適化や新たなビジネスの価値創出を図ることができます! ここでは、SMS送信をする上でどんな時にAPIが必要になるのか、SMS送信APIを選ぶ時に気をつけるべきポイント、APIでSMS送信サービスを利用するメリット・注意点などについて詳しく解説します。

SMS送信にAPIが必要なのはなぜ?

ワンタイムパスワードを用いたSMS認証の流れ

SMS送信のサービスはAPIとセットになっている場合が多いです。実際のところAPIって必要なの?APIはどういう役割を担っているの?と疑問に思う方も少なくないでしょう。

API連携をすればSMSを自動送信できる

SMS導入時にAPIが必要となるのは、システムと連携して自動的にSMSを送信する場合です。例えばAPIが必要な事例として、SMS認証が挙げられます。SMS認証では、WEBサイトなどで新規会員登録が発生した時にワンタイムパスワード(以下、OTP)を発行。このOTPを記載したSMSをシステムから自動的に送信する際に、APIが必要となります。

そもそも「API」とは?SMS送信における使い方について

「API」とは?SMS送信における使い方は?

APIというのは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)」という言葉の頭文字をとった略称で、主にWEB上でやり取りして利用します。インターフェイスとは何かと何かを結ぶためのものなので、例えばパソコンと一緒に使用するマウスなども、人間とコンピュータの間をプログラムを利用して情報伝達の役割を果たすインターフェイスです。 ここに、アプリケーションプログラミングという言葉がつくと、「様々なアプリケーションを結び、容易に利用できるようにするための入り口のようなもの」という意味になります。
これだけでは少し分かりにくいかもしれませんね。APIを簡単に説明すると、ソフトウェアを一部公開して共有することを指します。

つまり、APIでSMSサービスを使うということは、通常は各サービスが用意している管理画面からでしか送信できないSMSを、自社システムからでも送信を可能にする(管理画面とAPIの排他利用の場合もあります)ということです。電話番号や携帯キャリアなどのリストを、メッセージと共にAPIを通してSMSサーバに渡して送信要求することで、SMSが送信されます。

SMSの一斉送信や個別チャットだけならAPIは必要なし

自社で保有している顧客リストに向けて定期的に一斉送信したり、料金未払いの人だけ抽出して督促用のSMSを送信するなど、各サービスが提供している管理画面で機能が十分な場合はAPIは必要ありません。また、ユーザーから送られてきたSMSの内容に応じて自動返信したい場合、サービスによっては管理画面だけで条件分岐などを設定して実現できるものもあります。

APIをシステムに組み込む手順とは?

では実際にSMS送信のAPIを組み込む際にはどのような手順で進めればよいのでしょうか。3つのステップでご紹介します。

提供元の選定

まず、SMS送信のAPIを提供しているSMS送信サービスを選びましょう。APIを提供しているSMS送信サービスにはそれぞれ特徴があり、導入したい機能やかけられるコストによって最適なサービスは異なります。また、「メディアSMS」が提供するAPIではAPIキーではなくBASIC認証にてID/PWによる認証に対応している必要があります。このような認証方法にも各サービス違いがありますので、しっかりと比較して自社システムや要件にあったSMS送信サービスを選びましょう。

契約と認証

SMS送信サービスを決めたら、そのAPIを利用するためにAPIキーやシークレットキーなどを用いた認証を行う必要があります。前述の通り、この認証方法も各サービスによって異なります。APIキー/シークレットキーが契約者ごとに発行され認証を行うケースや端末ごとにアクセストークンが発行されるものもありますので、事前に確認しておきましょう。

仕様書に沿って開発

APIの利用ができるようになったら、各SMS送信サービスが提供している仕様書に沿って自社システムと連携するための開発を行いましょう。基本的には、SMS送信サービスが提供しているAPIの機能はSMS送信部分のみで、他の機能は自社で開発する必要があります。例えば、SMS認証を実装する場合はSMS送信機能をAPIで導入し、認証コードの発行・突合や自動送信の機能は自社で開発する必要があることが多いです。

ただし、「メディアSMS」では「認証オールインワンサービス」というSMS送信機能に加え認証コードの発行・突合を含めた認証機能が搭載されているだけでなく、SMSが送れないユーザーのためにIVR(自動音声応答)認証を補完機能として備えた専用APIを提供しています。このようなAPIなら面倒な認証部分のテストなども行う必要がなく、スピーディーな実装が可能です!

API連携のメリットは?

API連携はSMS送信の非常に重要な機能の一つです。このAPI連携のメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか。

API連携の大きなメリットといえば前述している通り、SMSの自動送信機能が使えるようになることです。特に二段階認証によく用いられているSMS認証にはこちらの自動送信機能はほぼ必須と言えるでしょう。 また、配信の自動化によりショートメッセージの送信漏れや誤送信などのミスをへらすことができ、結果的に業務効率を向上させることにも繋がります。

更に、API連携をすることで外部サービスと連携しSMS送信機能を自社システムに組み込むことができるため、自社で1から開発する必要がなくなります。こういった開発面でのメリットも加味して導入することができれば、迅速な導入も可能となります。

このSMS自動送信機能を活用して様々な問題を解決することができます。例えばWebで予約を受け付けることができる飲食店や美容院などでは直前の無断キャンセルが問題になっています。その原因として「予約を忘れていた」「電話するのが面倒」などがあるようです。

例えば、SMS送信機能を自社の予約システムにAPI連携することで、予約時と予約日直前のリマインドをSMSで送ることが可能です。メールでのリマインドを導入しているお店や企業もありますが、SMSとメールでは到達率や開封率、送信先の情報取得の容易さなどで大きな差があります。

他にもコールセンターにて電話対応後のアンケートを自動で送ることができたり、営業訪問前のリマインド通知を行うことも可能。到達率・開封率が高く確実に伝達することができるSMSを、それぞれのサービスや用途に合わせてアレンジして使うことができるのが、API導入の大きなメリットといえます。
利用方法・活用方法や開発に関するお問い合わせはこちらから!

SMS送信APIを選ぶときのポイントと注意点

SMS送信のAPIを導入するためには、数あるSMS送信サービスの中から自社に適したものを選ぶ必要があります。その時のポイントや注意点についてご紹介します。

①実施したい内容がそのAPIで実現できるか

現在、ほとんどの法人向けのSMS送信サービスでAPIが提供されていますが、各サービスで利用できる機能は異なっています。そのため、どこのSMS送信サービスを利用すれば自社がやりたいことをできるかを見極めることが大切です。
例えば会員登録の際にSMSを利用するなら、全ての顧客に同じ文章(リンクも含めて)が送信できれば良いのか、それともSMS認証番号のような個別送信が必要なのか、など「やりたいこと」を事前に確認してからサービスを選びましょう。サービスによっては、そのために必要な機能のAPIが用意されていないこともあります。

さらに、受信する携帯によって制限文字数や機種依存文字が異なることもあります。各サービスの資料を読み、比較検討を行った上で選びましょう。

②コストとサポート体制が適切か

SMS送信のAPIを導入する際には、送信費用だけでなく導入する際の開発コストや、問題が発生した場合に適切なサポートが受けられるかという観点も非常に重要です。
いくら送信費用が安かったとしてもAPIの導入に時間がかかったり、なにかトラブルが起きたときの対応が送れたりすると機会損失に直結してしまいます。

サービスを選ぶ際には料金の相見積もりを取るだけでなく、24時間365日のサポートがあるか、導入時に技術的な相談ができるかというところも加味して比較検討を行いましょう。

③API利用でもSMSの到達率を向上させる機能があるか

SMSは到達率の高さがメリットですが、使用するAPIによってはそれを最大限発揮できないことも。ユーザーにSMSが届かない原因としては、

  • 他人接続判定機能がない
  • キャリア判定がない
  • キャリアによる受信拒否設定に引っかかっている

以上の3つが挙げられます。
1つ目の他人接続判定機能は、登録された電話番号の使用者が変更されていないか照合するもの。もし備わっていない場合は、間違った相手へ届く可能性が高まります。
2つ目のキャリア判定がない場合、直近でMNP履歴のある電話番号へ送信した際にSMSが届かない可能性があるため注意が必要です。また、SMS送信サービスが提供している機能の中には、管理画面のみ対応しておりAPI利用時は使えない場合もあります。資料取り寄せの際に担当者へ確認しておくと良いでしょう。

最後に、キャリアによる受信拒否設定を回避するには、国内キャリアと直接接続を行っているサービスを選ぶことが大切です。
SMSには「直接接続」と「国際網接続」の2つの送信方式があり、後者は海外の配信事業会社を利用し国際回線網を経由してSMSを送信する仕組みのため、国内の通信事業者によってフィルタリングがかかる場合があります。特に海外のSMS送信サービスが提供しているAPIでは送信単価が比較的安価な傾向がありますが、国際網接続を用いてSMS送信を行っているため、SMSの強みである到達率の高さが担保されない可能性がありますので注意しましょう。

一方で直接接続は、国内キャリアによって高い到達率が担保された経路を通じてサービスが提供されるため、フィルタリングや受信拒否設定に引っ掛かりにくいのが特徴。SMS送信サービスを選ぶときは送信方式にも注目し、国内キャリア直接接続を採用しているサービスを選ぶのがおすすめです。

SMS送信におけるキャリア直接接続と国際網接続の違い

この記事もおすすめ

SMSの送信方式については「SMS送信サービスで重要視される「キャリア直接接続」とは?」にて詳しく解説しています。

③SMS認証が目的の場合、簡単に実装できるAPIが用意されているか

法人向けのSMS送信サービスの中には、SMS認証がAPIのリクエスト1回で完結できるものがあります。また、個人情報保護の観点から運営時の懸念材料となるデータベース管理の委託を受けているサービスも登場。このサービスでは登録された電話番号をデータベースと照合し、認証が行われていない場合は、SMSの配信やIVR認証までワンステップで行えるシステムを提供しています。

SMS認証をワンコールで完結できる専用APIとは?

SMSでの本人確認用に別途用意されているAPIについてもう少し詳しく解説したいと思います。

例えばメディアSMSが提供している「SMS-OPE.COM」では、未認証だった電話番号に対してOTPの発行、SMSの配信・IVRまでSMSでの本人確認で必要な工程をワンストップで行えるのが特徴です。お客様側で開発が必要な部分は、パスワード入力を含む一連の認証画面と照合部分のみ。そのため大幅に開発工数を削減することができます。
万が一SMSが届かなかった場合でも、そのまま電話での認証へ遷移(IVR認証)。ユーザーに対して認証用の音声ガイダンスを流して認証を完了できます。また、電話番号の重複を確認し、悪意のあるユーザーが複数アカウントを取得するなどの行為を検閲することも可能です。詳しい仕様についてはこちらのフォームからお問い合わせください。

メディアSMSでのAPI導入事例

導入企業様 内容
大手エンタメ会社様 ワンストップで完結できるSMS認証
宿泊施設・飲食店様 予約受付システムと連携し、予約内容をSMSにて案内
コールセンターを保有している企業様 待ち呼・溢れ呼の対応
CRM利用企業様 顧客情報を連携し、WEBページへの誘導や来店案内の送信

先述したメディアSMSは、実際にSMSを送信できた分しかサービス料金を課金しないという低価格が売り。全キャリア直接接続で、管理画面・APIのどちらでも他人接続判定機能や各キャリアの自動判別機能を提供しています。他にも、双方向送信機能によって送信だけでなくSMSの受信もできたり、全キャリアへ660〜670文字の長文SMSを送信することも可能です。

上記でご紹介したのはメディアSMSのサービスでしたが、他のサービス会社各社とも、それぞれ機能内容に特色があります。自社の希望・用途に合ったサービスを選ぶためにも、まずはそれぞれの強みや特長を確認してみましょう。

まとめ

SMS送信(SMS認証)用のAPIとは?

システムと連携して自動的にSMSを送信する場合に必要となるのがAPIです。特に「SMS認証」ではAPIが必要となることが多いです。

SMS認証用のAPIは簡単に実装できるの?

「メディアSMS」では「認証オールインワンサービス」を提供しています。ワンタイム認証コード(OTP)の生成や照合認証ができる認証DBサービスのご用意など、SMS認証の導入をサポートいたします。

谷岡 俊介

(株)メディア4u 運営グループ 制作ディレクター

大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、デザイン会社にてグラフィックデザイン、WEB制作会社、システム開発会社でWEBデザイン/UIデザイン、販促支援サービス会社でデザインチームリーダーを経て、2015年より現職。
WEBデザインはもちろん、HTMLコーディング、Wordpress構築、JavaScriptを使ったフロントエンドUI構築も行ないながら、メディアSMSサイトの記事執筆、運営に携わる。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です。