メルマガの効果と配信前に注意すべき点について
「メルマガは効果がない」と感じている方も多いのではないでしょうか?しかし他のマーケティング手法と比較した際に、配信の手軽さやコストの低さ、サイト誘導のしやすさというメリットがあるのも事実。今回はメルマガを配信することによって得られる効果を実際の数値で考えながら、配信前に注意すべき点についても解説していきます。
メルマガは顧客とのタッチポイントを増やす点で有効な手段
総務省が発表している「平成30年通信利用動向調査報告書(企業編) 」によると、インターネットを利用した広告を出稿している企業のうち17%はメルマガやDMを利用していると報告されています。特に「金融・保険業」「不動産業」「卸売・小売業」「情報通信業」では4社に1社がメルマガやDMを利用しており、まだまだ有効な販促ツールです。また、マイボイスコム株式会社が2017年に実施した「メールマガジンの利用に関するアンケート調査(第8回)」では、「メールマガジンを読んだことがきっかけで、商品・サービスを購入・利用したことがある」と答えた方は29.7%と発表されており、約3割の人がメルマガを起点にしてCVした経験があるという点からも、メルマガは効果的なマーケティング施策だと考えられます。
ここ1年間に受信したメールマガジンに関する行動 | 割合 |
---|---|
メールマガジンに書かれたURLをクリックしてWebサイトをみたことがある | 55.6% |
メールマガジンを読んだことがきっかけで、商品・サービスを購入・利用したことがある | 29.7% |
メールマガジンを読んだことがきっかけで、店舗やイベントなどに行ったことがある | 11.9% |
メールマガジンの内容を、家族や友人・知人と話題にした | 6.0% |
メールマガジンを読んで問い合わせをしたことがある | 3.0% |
メールマガジンの内容を、FacebookやTwitter、ブログなどに書き込んだ | 0.9% |
主にメルマガのメリットとしては、自社で保有しているリストを使った場合の単価が2円以下と安く、運用コストが抑えられることが挙げられます。また、営業やイベントなどを通じて得たメールアドレスを利用して、見込み客にもアプローチできるところも特徴です。テレアポでは100件分の連絡に3時間かかるところをメールでは一斉送信で対応できますし、DMで必要な印刷代なども必要ありません。しかし、しk簡単に始められて集客・販促にも効果的なメルマガですが、気になる弱点もあります。
メルマガで気をつけるべき配信方法と開封率アップのための施策
では、メルマガの開封率とURLのクリック率は平均でどれくらいの数値なのでしょうか?株式会社ラクスが発表している「メルマガの開封率とクリック率の目安【2018年度】」では、どの業種も開封率20%前後、クリック率2.5%前後とあまり芳しくない結果が報告されています。
業種 | 開封率 | クリック率 |
---|---|---|
農業・食品サービス | 23.12% | 2.69% |
芸術・アーティスト | 26.03% | 2.66% |
スポーツ | 23.77% | 2.88% |
医療・ヘルスケア | 21.09% | 2.25% |
旅行・交通 | 20.03% | 2.00% |
美容 | 17.01% | 1.76% |
教育 | 21.80% | 2.48% |
保険 | 20.99% | 2.09% |
コンサルティング | 18.96% | 2.15% |
デイリーディスカウント・電子クーポン | 14.92% | 2.30% |
メルマガを起点に購入した人が約3割いても、開封率が低く内容を確認してもらえないのであればあまり意味がありません。開封率が低い原因としては、メールの受信数が多く確認しきれていないこと、他社も同じようにメールで顧客に連絡していることが原因として考えられます。この傾向は2019年12月に実施した「コミュニケーションツールに関するアンケート」※でも見られており、メールの平均未読数は約86件、内容を見ずに削除される割合は約4割という結果になりました。
対照的に、電話番号を利用してテキストメッセージが送信できるSMS(ショートメッセージサービス)では、平均未読数がメールの1/3以下、内容を見ずに削除する割合は約13%という結果に。メールよりも開封される可能性が高いと考えられます。ここで確認しておきたいのは、SMSのデメリット。「一斉送信ができない」「PCから送れない」「短い文章しか送れない」という3つが挙げられます。しかしこれらのデメリットは全て、ビジネス向けのSMS送信サービスを利用すれば解決でき、メルマガのように配信することができます。PCでの一斉送信はもちろんのこと、テンプレートの作成や料金・URLなど顧客ごとに違う情報を挿入してメッセージを送信することも可能。また、サービスによっては長文のSMSを送信することもできます。
※株式会社ファブリカコミュニケーションズ調べ(調査方法:インターネットアンケート、対象者:20代から60代以上までの男女492人)。
メルマガでのSMS活用事例と便利な機能について
キャンペーンの告知に
SMSはスマホだけでなくガラケーやらくらくホンにも送信できるため、幅広い層へアプローチできるのが特徴です。これを活かしてキャンペーン告知をSMSで行い、参加を促進することができます。例えばキャンペーン用のDM送付は、到着確認や中身を見てもらえているか計測しづらい部分が課題。しかしSMSなら到達率はもちろんのこと、短縮URL機能を使うことで開封率も算出できます。また、DMは作成や送付費用が必要で単価が70円以上となる場合も多いのですが、SMSなら16円前後まで抑えられます。コスパ良くユーザーに向けて告知が行えるのも、SMSのメリットです。
休眠顧客へのアプローチに
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の普及により、機種やキャリアを変更しても電話番号を変更する人が少なくなっています。そのため昔に取得した連絡先でも変更されていない場合が多く、購入やサイト訪問が途絶えた顧客へコンタクトしやすいのがSMSの利点。これを活かして、休眠顧客掘り起こしのためにSMSでアプローチすることもできます。また、メッセージ内に問い合わせ用の電話番号を入れて顧客のコールバックを狙い、コミュニケーションを深めてユーザーをHOTな状態に戻すことも可能です。
SMSを最大670文字まで長文化させる方法
前段落にて、ビジネス向けのSMS送信サービスならPCから一斉送信ができると先述しました。しかしSMSをメルマガとして利用する際に足かせとなるのは、送信できる文字数の少なさ。開封率が高くても肝心の内容を伝えられなければ、訴求力で劣ります。
ここで重要となってくるのが、SMS送信サービスの選び方です。サービスによっては1回で最大670文字まで送信できるものもあります。例えばメディアSMSなら、docomoは660文字、au・SoftBank・楽天モバイルは670文字まで送信可能です。
※ 当社グループ実績による。
メルマガは現在でも有効なマーケティング手法ですが、やはり開封率の低さが課題。これをクリアするためにSMSの導入もおすすめです。SMSで挙げられる負のイメージである「一斉送信ができない」「PCから送れない」「短い文章しか送れない」はビジネス向けのSMS送信サービスを利用することで解消できます。ここでポイントなのが、SMSの長文化に対応しているサービスを選ぶこと。ただしサービスによっては一部のキャリアでのみ長文化に対応している場合もあるので注意が必要です。
現在メディアSMSでは、最大2か月100通分のSMSが送信可能な無料トライアル受付中!管理画面にある全ての機能をお試しいただけます。まずはメディアSMSの強み・機能をご覧ください。
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