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2024.10.28
SMS基礎知識 マーケティング 利用シーン 注意

マーケティングや販促にSMSを活用!効果的な理由や注意点、事例を徹底解説

マーケティングや販促にSMSを活用!効果的な理由や注意点、事例を徹底解説

マーケティングや販促にSMSを活用!効果的な理由や注意点、事例を徹底解説

近年、販促ツールやマーケティング手段としてSMSを利用している企業が増えています。SMSは電話番号の取得のみで効果的なマーケティングが可能な上、到達率・開封率も他の手段よりも高い点が魅力です。また、ユーザーと直接的なコミュニケーションを取ることでユーザーとの信頼関係を構築し、競合他社との差別化も期待できます。
今回は、SMSが販促やマーケティングにおいて有用な理由と逆に注意すべき点、実際に活用している事例等をご紹介します。

販促やマーケティングでSMSが注目されている理由

普及率が高い

普及率グラフ

SMSは、電話番号が分かれば誰にでも配信可能な連絡ツールです。スマートフォンだけでなくガラケーやらくらくホンにも送信できます。SMSのカバー率は携帯電話契約件数である約1億6,000万件のうちの90%以上(※1)となっており、幅広い人々へ配信することが可能です。また、受信するユーザー側は特別なアプリをダウンロードする必要もないため、比較的すぐに導入しやすい販促ツールだといえます。

※1 出典:ICT総研市場調査・マーケティングカンパニー「2016年SNS利用動向に関する調査:レポート」

開封率が高い

2019年12月に実施した「コミュニケーションツールに関するアンケート」(※2)では、メールの未読数はSMSの約3.3倍という結果になりました。内容を見ずに消す割合もメールの方が多く、約4割の連絡が見ずに消されています。この結果からメールで届く連絡が多いため、ユーザーは全てを確認しきれていないということが考えられます。その点SMSは未読数が少ない上に内容を確認してもらいやすく、販促やマーケティングにおいても有利なツールです。

SMSとメールの平均未読数メールでは約4割の連絡が見ずに消されている

※2 株式会社ファブリカコミュニケーションズ調べ(調査方法:インターネットアンケート、対象者:20代から60代以上までの男女492人)。

連絡先の変更が少ない

MNPの普及により、キャリアや機種を変更しても電話番号も変更する人は少なくなりました。またメールアドレスよりも文字数が少ないため覚えやすく、取得しやすいのもメリット。一度取得できれば変更や減少することが少ないため、マーケティングにおいて有用な資産だといえます。

セキュリティが高い

Gmailなどのフリーメールアドレスは、PCでもスマートフォンでも利用できるためとても便利です。しかし他者にログイン情報が渡ってしまえば簡単に不正ログインできてしまうため、セキュリティ面で不安が大きいツールといえます。
一方で携帯電話番号は、発行時にキャリアによる審査が必要なので不正取得が難しく、SMSを受け取れるのは携帯電話本体を持っている本人のみです。仮に携帯電話番号が流出してしまったとしても、不正ログインしてSMSを盗み見ることはできません。そのセキュリティの高さから、SMSは本人確認時にも広く利用されています。

SMSをマーケティングに活用する際の注意点

SMSによる販促やマーケティングは非常に効果的で、新たなマーケティング手法として注目を集めていますが、ただ運用しているだけではなかなか効果は見込めません。それどころか逆にユーザーに不信感を与えてしまったり、「特定電子メール法」に抵触してしまう可能性もあります。

そこで、SMSマーケティングを行う上で注意するべきポイントについてご紹介します!

特定電子メール法に注意

電子メールによる販促・宣伝が社会問題化し、それを取り締まる「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」が施行されています。SMSも電子メールに分類されるため、SMSを用いてマーケティングや販促を行う際はこちらを遵守する必要があります。
気をつける内容としては2つ。オプトイン規制オプトアウトへの導線です。

オプトインとは、販促などの特定電子メールをユーザーに配信する前に事前に同意を得ることです。つまり、事前に同意をとれていないユーザーには販促やマーケティングのSMSを送ることはできません。
よく入力フォームの下部にメルマガ等の配信を希望するか否か、選択できる入力欄を見たことがあるかと思います。それが特定電子メールの配信の同意を得たという証明になるわけですね。

反対にオプトアウトとは、配信停止を意味しています。SMSやメルマガを送る際にはその配信停止の手続きへの導線を設置することが義務付けられています。SMSやメルマガ上に配信停止手続きへのURLを記載するなどの対応が必要ということになります。

メディアSMSではSMS内に配信停止用のURLを短縮して記載することができるオプトアウト機能を標準搭載しています。この機能を使うことでワンクリックで配信停止手続きへの導線を作成することができます。さらにこのURLから配信停止依頼を受け付けたユーザーは自動的にリスト化され、以降配信がシステム側で停止されるようになっています。
配信停止依頼をしたユーザーの照合の手間や、うっかりもう一度送ってしまうといったミスをなくすことができるので非常に便利な機能です。

SMSはスパムも多い!安心感の訴求も忘れずに

メールや他のメッセージサービスと比較して到達率も開封率も非常に優秀なSMSですが、その反面スパムが多いのも否めません。そのため、販促やマーケティングのSMSがスパムの類ではないことをアピールする必要があります。
その方法は様々ですが、ここでは3つご紹介します。

■配信元表示を変更する
SMSではメールと異なり件名などの表示がありません。そのためユーザーは一番に送信元として表示されている電話番号でスパムか否かを判断することが多いです。
送信元電話番号を会社の代表番号やコールセンターのフリーダイヤル等に変更することで、電話番号を検索したユーザーに身元を表明することができます。

■文章の1行目で安心感の訴求を行う
携帯電話の機種にもよりますが、SMSの通知は全文ではなく1行目のみが表示されるケースも多いです。そのため、1行目でSMSの要件や配信元の会社名を記載することでユーザーに安心感を与えることができ、開封率も向上させることができます。SMSでマーケティングや販促を行う際には1行目に何を記載するかをしっかりと考えましょう。

■URLをつけて送信する際にはドメインで会社がわかるように
SMSを用いたマーケティングや販促として主流なのが、SMS内にサイトURLを入れて配信を行う方法です。ただし、SMSは文字数に制限があり基本的には1通あたり70文字しか送信できないため、ほとんどのSMS送信サービスではURLの文字数を短縮する「短縮URL」のオプションが付いています。この短縮URLのドメインはサービスによって固定となっているため、受け取るユーザーにとっては不信感を抱く原因にもなってしまいます。そこで活用できるのがこの短縮URLのドメインを任意のものに変更することができるオプションです。このようなオプションはサービスによってはないものもあるため、SMS送信サービスを選ぶ際には注意してください。

文字数に注意!SMS特有の課金形態

SMS送信にかかる詳細な費用はサービスによって異なりますが、基本的に1通70文字で10〜18円ほどです。70文字を超えてしまうと超過した分は送信ができなかったり分割して送信されてしまうことになります。
例外として、SMS送信サービスでは最大1通660文字まで拡張することができますが、この課金形態が少し特殊なのでしっかりと理解しておきましょう。
例えば、100文字のSMSを送信しようとした場合、本来は70文字のメッセージと30文字のメッセージに分けて送信し、2通分の費用がかかることになります。対して、SMS送信サービスの長文オプションを利用することで100文字のメッセージを1通にまとめて送信することができます。ただし、この料金としては個別で送ったときと同様、2通分かかってしまいます。

つまり、SMS送信サービスを利用することで長文のメッセージを1通にまとめて送信することができますが、料金としては1通70文字で計算されるということになります。
SMSでマーケティングを行う際はそういった費用対効果も考慮に入れて文章を考えるようにしましょう。

SMSマーケティングを成功させるコツは?

SMSはユーザーと直接コミュニケーションを取ることができるマーケティング手段として非常に有用です。SMSマーケティングを成功させるために必要なコツについていくつかご紹介します。

ターゲット層の明確化とパーソナライズ

まず、ターゲット層の明確化が重要です。アプローチする顧客層を明確にし、そのニーズに沿ったコンテンツを提供することで、関心を引きつけ、反応率を高めることができます。ユーザーの属性や趣味・嗜好を分析し、それぞれの関心事に合わせたメッセージを送信しましょう。

さらに、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズされたメッセージを送信することも効果的です。個人の名前や過去の購入履歴などの情報を用いて、オリジナリティあふれるメッセージを作成しましょう。
例えば、「〇〇さん、前回購入いただいた商品と相性の良いアクセサリーが新入荷しました!」のような文章を送ることで、ユーザーにスパムと勘違いされるリスクも避けることができますので非常に有効です。

配信タイミングと頻度のバランス

次に、メッセージの送信タイミングと頻度に配慮することが大切です。ユーザーが読みやすい時に送ることで効果を最大化できます。
例えば、週末のプロモーションや特別なイベントの告知は、早朝や夕方など、ユーザーが携帯電話をチェックしやすい時間帯に送ると効果的です。また、適切な頻度でメッセージを送信し、連絡のバランスを保ちましょう。あまりに頻繁に送ると迷惑に感じられることがありますので、適度な間隔を空けてコンタクトを取ることが大切です。

SMSをユーザーに送信する適切なタイミングはサービスや商材によって様々で、季節が変わるタイミングや夏休み・ゴールデンウィークのタイミングなど、自社サービスの繁忙期に合わせるとより高い効果を見込むことができます。

シンプルな文言とクリアなCTA

さらに、シンプルな文言とクリアなCTA(コール・トゥ・アクション)を心がけましょう。SMSは文字数制限があるため、簡潔で分かりやすい文言を使用し、ユーザーに煩わしさを感じさせないようにすることが大切です。直接的で明瞭な表現を用いることで、顧客が求める情報を短い文字数で伝えることができます。
また、メッセージには、顧客が何をすべきか明確な指示を含めましょう。例えば、割引クーポンの利用方法や期限、商品の購入手続きへの誘導など、具体的なアクションを促す表現が効果的です。

これらのコツを実践することで、SMSマーケティングの効果を最大化し、ユーザーと強固な関係を築くことができます。ターゲット層への理解を深め、適切なタイミングと頻度で送信し、シンプルかつ明確なメッセージでアクションを促すことを心がけましょう。成功したSMSマーケティングは、顧客ロイヤルティの向上や売上増加に繋がることを期待できます。

SMSで販促する時に活用したい便利な機能・オプション

一般的なSMSと長文SMSの比較イメージ

特定電子メール法に対応できる「配信停止URLの自動生成」

前述の内容と重複にはなりますが、特定電子メール法では「顧客が受信を不要とする・拒否する際に、それを受け付けるフローを設けておく必要がある(オプトアウト)」と定められており、宣伝や販促でSMSを利用する場合は受信停止・拒否を行うための受付フォームや窓口を設置しておく必要があります。
自社で配信停止用のフローをすぐに用意できない場合は、配信停止用URLの自動生成が備わったSMSサービスがおすすめです。メディアSMSでは配信停止用URLを2クリックで任意の場所にURLを挿入することが可能。ユーザーがURLをタップしたら自動的に送信除外リストへ追加することができ、運用の手間が省けます。

LPや問い合わせ用URLを設置する時に役立つ「短縮URL」

短縮URL機能は、SMSマーケティングにおいて非常に便利な機能のひとつです。SMSにキャンペーンサイトなどのURLを記載したい場合、URLは長いもので100文字以上あるのでSMSの文字数をかなり圧迫してしまいます。そこで短縮URL機能を利用することで長いURLを短くして簡潔な形に変換した上でSMSに追加することができます。
また、メディアSMSではURLを短縮化する際に同時にユニーク化も行い、管理画面上から誰がURLをクリックしたかを測定することができます!これによりキャンペーンやマーケティングの成果を測定しやすくなり、効果的な戦略やパーソナライズしたマーケティングも可能になります。
さらに、短縮URLのドメインを独自のものに変更するオプションも用意しています。独自ドメイン化した短縮URLを用いることでユーザーは安心してクリックすることができ、企業の信頼性も向上します。

情報量をアップさせて効果的に訴求できる「SMSの長文化」

先述した通り、SMSでの販促時に課題となるのは文字数です。70文字では本来伝えたかった情報を十分に書くことができず、SMSの中身を見てもらえても効果的に訴求できないケースがあります。しかし、1回に送信できる文字数を増やせるサービスも登場しており、特にメディアSMSでは楽天モバイルを含めた国内キャリア全てで長文化が可能。docomoは660文字、au・SoftBank・楽天モバイルは670文字まで送信できるようになります。SMSの高い到達率に加えて情報量もアップさせることで、販売促進に繋げられる機能です。

収集したリソースを有効活用する「CRMツールとの連携」

サービスによってはすでに導入しているCRMツールと連携することでさらに効率的かつ効果的にSMSマーケティングを実施することができます。
CRMツールにインポートされている顧客データを活用してセグメント別や行動履歴に基づくターゲティングが可能になったり、カスタマージャーニーにSMS送信を組み込むことで特定のアクションをトリガーにして自動的にSMSを送信することも可能です。

メディアSMSではSalesforce、Zendesk、Marketo、Genesys CloudといったグローバルブランドのCRM、MAツールとの連携が可能です。よりパーソナライズされたSMSマーケティングを行うことで高い効果が期待できます。ご興味のある方は以下のボタンからお問い合わせください!

販促でのSMS活用事例

キャンペーンの告知に

キャンペーンのお知らせをDMやメルマガからSMSに変更する企業様も増えています。
例えば自動車業界では、車検やオイル交換の通知にSMSが有効活用されています。事前に送っていたDMをSMSに変更したり、DMの到着確認をSMSで配信するなどの方法も効果的です。

ユーザーの引き上げや顧客へのフォローに

3時間かけて100人に電話しても成果がないこともしばしば。マイナビニュース社の2015年の調べによると、知らない電話番号からの着信に対しては76.2%のユーザーが応答しないという調査結果が報告されています。
SMSなら100人への連絡が3分で完結し、さらにコールバック件数も増加も見込めます。電話が繋がらなかった後にSMSを送信してコールバックを促すことも有効です。

休眠顧客へのアプローチに

SMSで使用する電話番号は変更されることが少ないため、購入やサイト訪問が途絶えた顧客へのコンタクトも図りやすいのが特徴です。

例えば、休眠顧客掘り起こしのためにDM送付。しかし送付しただけだとあまり見てもらえません。そこで、DM送付から1週間後に到着確認のためのSMS配信をするなども効果的です。他にも、配信するSMSに電話番号を入れて顧客のコールバックを狙い、コミュニケーションを深めて休眠顧客をHOTな状態に戻すことも可能です。

特にSMSの普及率や開封率の高さは販促やマーケティングにおいてとても有利な特徴です。その特徴を活かして効果的に訴求するためには、法人向けのSMSサービスが提供している機能が役立ちます。また、自社サービスにあった詳しい活用事例が知りたいという方はコチラのフォームからお問い合わせください。

現在メディアSMSでは、最大2か月100通分のSMSが送信可能な無料トライアル受付中!管理画面にある全ての機能をお試しいただけます。まずはメディアSMSの特長をご覧ください。

まとめ

SMSがマーケティングや販促に有効な理由は?

SMSがマーケティングや販促に有効な理由として、以下の4点が挙げられます。

  • 普及率の高さ
  • 開封率の高さ
  • 連絡先の変更の少なさ
  • セキュリティの高さ

SMSをマーケティングに用いる際の注意点は?

SMSをマーケティングに用いる際は以下の3点に注意しましょう。

  • 特定電子メール法を遵守する
  • スパムと思われないように、安心感の訴求を行う
  • 課金形態が特殊なため、文字数に注意し費用対効果を高く維持する

谷岡 俊介

(株)メディア4u 運営グループ 制作ディレクター

大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、デザイン会社にてグラフィックデザイン、WEB制作会社、システム開発会社でWEBデザイン/UIデザイン、販促支援サービス会社でデザインチームリーダーを経て、2015年より現職。
WEBデザインはもちろん、HTMLコーディング、Wordpress構築、JavaScriptを使ったフロントエンドUI構築も行ないながら、メディアSMSサイトの記事執筆、運営に携わる。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です。