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2024.11.05
API連携 SMS基礎知識 利用シーン

SMSを自動送信・予約配信するには?その活用方法も紹介!

SMSを自動送信・予約配信するには?その活用方法も紹介!

SMSを自動送信・予約配信するには?その活用方法も紹介!

到達率や開封率が高く、電話番号宛に送信することができるSMSは現在様々な企業から注目を集めています。そんなSMSを例えば予約が入ったタイミングで自動で送信したり、問い合わせの内容に応じて自動で返信することができれば、業務効率化と顧客の満足度を両立したコミュニケーションが可能になります。そこで今回は、SMSの自動送信・予約送信の導入方法や活用方法をご紹介します。

この記事でわかること:
・SMSを自動送信/予約送信する方法
・SMSの自動送信/予約送信する仕組みやメリット
・SMSの自動送信/予約送信の活用方法や事例

標準機能ではSMSの自動送信・予約送信はできない!

結論から言うと、SMSの自動送信や予約送信はスマートフォンや携帯電話に標準でインストールされているアプリではできません。
特殊なアプリをインストールすれば可能な場合もありますが、AppStoreやGooglePlay等の公式ストアにないものを利用する必要があります。

予約した日時に自動で送信する方法として、かつてはGoogleカレンダーのイベントリマインダー機能を利用する方法が一般的でした。しかし、2015年からGoogleカレンダーを利用したSMS送信ができなくなったため、この方法は今では使えません。
そのためSMSを自動送信や予約送信したい場合には、SMS送信サービスの利用が必要不可欠となっています。

そもそもSMSとは?ビジネスで活用するメリットについて解説!

SMSとは、短文のテキストを携帯電話やスマートフォン同士で送受信するサービスです。
当初は携帯電話やPHSでの連絡ツールとして使われていましたが、日本では海外のように定着しませんでした。それは、日本のSMSは独自規格を使っていたため、自社以外の携帯キャリアにメッセージを送れなかったからです。

そのため次第に使い勝手の良いキャリアメールが日本では主流になり、SMSを使う機会はごく限られたものになっていました。そんなSMSに、2011年になって変化が現れます。
それは日本のSMS規格の変更です。自社以外の携帯キャリアにもメッセージを送信できるようになりました。これによってSMSの有用性が見直されるようになり、注目を集めるようになります。

では、SMSのどこにどのようなメリットが見出されたのでしょうか。
SMSを使う最大のメリットは、顧客への情報到達率が高いことです。SMSは電話番号を知っていれば、ほぼ確実に相手へメッセージを送信できます。ここに着目した企業が、SMSを督促や本人確認、業務連絡といった用途などで頻繁に利用するようになりました。

SMSを自動送信・予約送信するにはSMS送信サービスの利用が必須!

SMSのメリットである到達率と開封率の高さは、プロモーションの告知やサービスへの誘引などを顧客に対してダイレクトに行えるため、企業にとっては非常に魅力的です。しかし前述の通り、プリインストールされたアプリではSMSを一斉に送信できません。
そこで登場したのがSMS送信サービスです。このサービスを導入すれば、SMSの配信予約を複数の相手に対してできるようになります。SMS送信サービスは、BtoCのマーケティングにおける効果的な手法です。

SMS送信サービスで利用できる主な機能としては、

  • メッセージの一斉送信・個別送信
  • テンプレートの作成
  • 配信日時を設定して予約
  • 宛先のグルーピング
  • 送信先別のキーワード挿入機能
  • 短縮URLの自動生成
  • オプトアウト自動処理

などが挙げられます。

携帯電話から直接1件ずつ送信する場合、1日に200通までしか送信できません。しかし、SMS送信サービスを使えば何万通ものSMSを一斉配信できる上に、ブラウザを利用した管理画面からメッセージの編集や送信が行えるため、配信や保存も容易になります。
加えて、顧客ごとに違う情報を含めたメッセージを作成することも可能です。例えばSMSで督促通知を行う場合、メッセージ全体の内容は同じまま、請求額の部分をAさんは30,000円、Bさんは50,000円と変えられます。
他にも、メッセージ内にURLを含める場合は自動的に短縮させて文字数を少なくするなど、SMS送信サービスには便利な機能が備えられています。

またAPIを利用してサービスの中にSMSの配信機能を組み込み、自動的に特定の内容を送信させることもできます。
サービスの基本的な機能は似ているものの提供会社によって多少の違いがあるため、SMS送信サービスを採用する際には、自社に必要な機能が何かを判断した上で選ぶことが大切です。

APIとは?

APIとは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)」という言葉の頭文字をとった略称で、簡単にまとめるとソフトウェアを一部公開して共有することを指します。
つまり、APIではSMS送信の仕組みを自社から開発することなくパッケージとして自社のシステムに組み込むことができるということです。

SMSの自動送信・予約送信の活用方法

SMSの自動送信機能によって、以下のような活用方法が可能になります。

  • 送信失敗時の自動再送信
  • 予約来店前のリマインド
  • SMSによる本人確認
  • 自社システムと連携した自動送信
  • 双方向SMSの自動応答

それぞれについて導入方法や活用事例を詳しくご紹介します。

送信失敗時の自動再送信

SMSは到達率が非常に高いメッセージ手段ですが、携帯電話の電源がオフになっていたり、圏外になっている場合は送信失敗となってしまいます。その場合、送信失敗になったユーザーにまた同じ内容のメッセージを設定して送るとなると、運用の工数がかさんでしまいます。
そんなときのために、SMS送信サービスの中には失敗時の自動再送信の機能がついているものもあります。
例えばメディアSMSでは一斉送信したあと、送信できなかったユーザーに対して10分間自動で再送信を行う機能が標準でついています。しかも送信費用は成功分のみの完全従量課金制なので送信失敗した分の費用はかからず、コストを抑えて運用することができます。

予約来店前のリマインド

飲食店や美容院などの予約無断キャンセル(ノーショウ)問題が近年よく話題になっており、2018年11月に経済産業省が発表した「No show(飲食店における無断キャンセル) 対策レポート」によると、飲食店における無断キャンセルでの被害額は年間約2,000億円と報告されています。
そんな無断キャンセルが起こってしまう原因として、「予約を忘れていた」「閉店後や定休日でキャンセル連絡を入れることができなかった」「電話をするのが面倒だった」の3つが挙げられます。

そんな無断キャンセル問題のソリューションとして注目されているのがSMSです。SMSの予約送信機能を使うことで、来店直前にリマインドを行うことができる上に、キャンセル連絡用のフォームも埋め込むこともできます。
メディアSMSではSMS送信のタイミングを日時指定することができる予約送信はもちろん、キャンセル連絡用のフォームURLも19文字ほどに短縮して送ることができる短縮URL機能も標準搭載しています。このようなリマインドの用途で使うには最適なSMS送信サービスです!

SMSによる本人確認

SMSの到達率や開封率の高さを利用した活用法として「SMS認証」が挙げられます。SMS認証は携帯電話の所有者情報を利用した認証方法で、電話番号を入力するだけで本人確認を行うことができます。手軽さと正確さを兼ね備えた認証方法で、アプリの登録時や金融機関のサービスでよく用いられています。
こちらのSMS認証は自動送信が必須の機能です。メディアSMSでは本人認証に最適化した「認証専用API」を提供しており、自社システムと連携すれば認証コードの生成から突合までをワンストップで完結させることができます。
また、SMSに対応していない固定電話などの電話番号の場合はIVR(自動音声応答)による認証も可能なため、キャリアやデバイスを問わない認証サービスとなっています。

自社システムと連携した自動送信

SMS送信サービスが提供しているAPIを自社システムと連携することで、ユーザーのアクションに応じてSMSを自動で送信することも可能です。
例えば、来店予約をしたユーザーに予約確認のSMSや、来店前のリマインドSMSを自動で送信することにより、無断キャンセルを大幅に減らすことができます。
また、自社サイトで商品を購入したユーザーへおすすめの商品やレビュー依頼、アンケートのSMSを自動で送信することもできます。
このように、APIによる自動送信を活用することで様々な問題解決やサービス向上を図ることができます。

双方向SMSの自動応答

SMS送信サービスは基本的に配信専用で、ユーザーからの返信は受け取れないものがほとんどですが、一部SMS送信サービスではユーザーと双方向にコミュニケーションを取ることができるサービスもあります。
メディアSMSにも「双方向SMS」という機能があり、ユーザーとチャット間隔でコミュニケーションを取ることが可能です。その中で特定のメッセージに対して自動で返信する「オートチャット機能」を備えています。

フリーチャット・自動チャット対応の「双方向SMS」

この機能を使うことでアンケートの収集やユーザーの要望のヒアリングを簡単かつ迅速に行うことができ、満足度の向上や商談のスピード感の向上を図ることができます。

実際に双方向SMSをアンケートに利用する例を挙げて見てみましょう。
まず、サービス利用者へ下記のようなSMSを送信します。

いつもご利用ありがとうございます。先日リリースした新機能はいかがでしたか?
今回の新機能の満足度について、当てはまる回答の番号を返信していただけますと幸いです。

  1. とても満足
  2. やや満足
  3. 普通・どちらでもない
  4. やや不満
  5. 不満

ここで1~3が回答された場合は、「ご回答ありがとうございました。」と返信し、4または5が回答された場合は「不満に感じた理由を教えてください。」と返信するなど、双方向SMS機能を備えたSMS送信サービスを使うことで、分岐させて簡易的にアンケート調査を行うことができます。
双方向SMS機能を活用することで、今よりももっと業務効率を改善できる可能性があり、次世代のビジネスツールとして期待を集めています。

メディアSMSではあらゆる外部システムと連携が可能な多機能APIを提供しています。各言語に対応したリクエストサンプルやサポートスタッフによる技術支援も充実!
ご検討の際は是非こちらのフォームからお問い合わせください!

メディアSMSのサービス内容

メディアSMSはMedia4uが提供しているSMS送信サービスで、以下のようなサービスを利用することができます。

  • SMS送信[基本サービス]
  • 長文オプション
  • 双方向SMS
  • SMS認証/電話番号認証
  • 他人接続判定
  • IVR & SMS
  • SMS REGI -SMS決済-
  • アンケートSMS
  • 認証オールインワンサービス

このようにメディアSMSは多岐にわたるサービスを展開しており、直感的でわかりやすい操作も魅力のSMSサービスです。詳しくはこちらのフォームよりお問い合わせください。

まとめ

SMSを自動送信するには?

携帯電話やスマートフォンの標準機能ではSMSの自動送信や予約送信はできません。ビジネスシーンでSMSの自動送信・予約送信を行う場合はメディアSMSなどのSMS送信サービスの利用が必要です。

SMSを自動送信するメリットは?

SMSを自動送信することで、以下のような用途で活用することができます。

  • 送信失敗時の自動再送信
  • SMSによる本人確認
  • 双方向SMSの自動応答
  • 自社システムと連携した自動送信

これらの用途でSMSを活用することで、運用工数の削減や顧客満足度の向上、商談までのスピード改善を図ることができます。

谷岡 俊介

(株)メディア4u 運営グループ 制作ディレクター

大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、デザイン会社にてグラフィックデザイン、WEB制作会社、システム開発会社でWEBデザイン/UIデザイン、販促支援サービス会社でデザインチームリーダーを経て、2015年より現職。
WEBデザインはもちろん、HTMLコーディング、Wordpress構築、JavaScriptを使ったフロントエンドUI構築も行ないながら、メディアSMSサイトの記事執筆、運営に携わる。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です。