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コラム 2022.01.21

SMS送信時の文字数制限について

SMS送信時の文字数制限について

SMSは、携帯電話番号を利用してメッセージを送る機能です。メールを送信するよりも確実に連絡が取れるため、お客様への重要連絡・通知手段として活用されてきています。しかし、メールとは異なり送信できる文字数が制限されているため、利用する際には注意が必要です。今回は、SMSの文字数制限についてさまざまな観点から紹介します。

そもそもSMSとは

SMSとは、Short Message Service(ショートメッセージサービス)のアルファベットの頭文字を略したもので、携帯電話同士で電話番号を宛先にしてメッセージの送受信ができる機能のことです。また、ドコモでは「ショートメール」、KDDIauでは「Cメール」とも呼ばれています。
SMSでの送信はテキスト(文字情報)のみでとてもシンプル。その上、専用アプリなどをインストールする必要がなく、ガラケー(フィーチャーフォン)でも利用できるのがメリットです。加えてSMSは国際規格のため、基本的に世界中の携帯端末同士でメッセージの送受信ができます。

SMSを送信する際には文字数制限に注意

SMSの歴史や送信できる文字数、料金体系について紹介します。

SMSの歴史

SMSは、1980年代(当時の日本は、携帯電話の黎明期で重量約3kgの肩掛け式のショルダーフォンが用いられている頃)にフィンランド人のマッティ・マッコネン氏によって開発されました。その後、日本にて携帯電話でのSMSの提供が始まったのは1997年頃。しかし、当時は同じキャリア同士でしかやり取りできませんでした。その背景には、各キャリアが独自のインターネットサービス(プロバイダ)を展開し(i-modeやezwebといったサービス)、同様にキャリアメールが国内では浸透していたからです。いわゆるガラパゴス規格と言われました。
しかし、2011年夏に携帯電話事業者3社で規格の標準化が行われたことで、異なるキャリア間でもSMSの送受信が可能となり、現在ではビジネスでの利用も広がっています。

SMSで送信できる文字数

以前までは、SMSで送信できる最大文字数が70文字までとなっていました。2019年9月より送信できる文字数が拡張され、現在では送信先キャリアにかかわらず最大670字(半角で1,530字)まで送信できるようになっています。
ただし使用する機種によって送信できる文字数が異なることに注意が必要です。例えば、iPhone iOS 10.3以上(iPhone4sを除く機種)の場合はキャリアバージョン28.3以降であれば最大670字を送信できますが、それ以前に発売された機種や一部のガラケーでは70字までしか送れません。

長文SMSの料金体系

SMSでのメッセージ送信には、1通あたり料金がかかります。ドコモ、KDDIau、ソフトバンクでの送信料金は共通で、文字数ごとに料金体系が決まっており、例えば70文字までなら3円、134文字までなら6円です。そのため、80文字を送信した場合は2通分の料金がかかります。
法人向けのSMS送信サービスを利用する場合は1通あたり10〜20円ほどが相場です。ただし、大量送信場合などはボリュームディスカウントされて10円以下まで抑えられる場合もあります。

SMSが送信できない時に確認すべき5つの項目

SMSが送信できないときは、いくつかの原因が考えられるため、以下の5つの内容について確認してみましょう。

文字数オーバー

最大文字数を超える長文のSMSを送ろうとした場合は、エラーメッセージが出て送信できません。また、最大670文字送信できる機種から最大70文字送信できる機種へ70文字以上のSMSを送信した場合は、分割して送信されることがあります。

送信件数の制限を超えている

SMSには1日あたりの送信数に上限が設けられており、基本的に200通までしか送信できません。また、KDDIauでは1ヶ月間で送信できる数も制限されています。
また、1通=70文字で計算されるため、670文字のSMSを1回送信しただけで10通分消費されます。送信回数では200を超えていなくてもエラーとなってしまうため注意しましょう。

画像を添付しようとしている

SMSでは画像や動画などのファイルを添付して送信することができません。一見、メッセージアプリでは添付できるように見えても、送信時にエラーとなるか、送信先のメールアドレスが登録されている場合などはSMSとは別の方法で送信されます。

件名を入れている

SMSを送信する際に件名を入力するとSMS扱いにはならず、相手がメールアドレスを登録していればキャリアメール扱いで送信されます。「自分がキャリアメールを持っていない」「相手がメールアドレスを登録していない」といった場合は、エラーになるため注意が必要です。

格安SIMを使っている

SIMとは、携帯電話の中に格納されている小さなICカードのことを指します。格安SIMを契約すると、大手通信キャリアに比べてインターネットや音声通話料金を安く抑えられるのがメリットです。いくつか契約プランが用意されているのですが、その中でもデータ通信専用プランを契約している場合は、SMSを利用できません。SMSを利用するためには、通話ができるプランに変更するか、SMS専用番号を用意できるオプションなどを契約する必要があります。
また、送信側だけでなく、受信側でもSMSを利用できるようなプランを契約していないと送信できません。

「+メッセージ」なら670文字以上送信可能

SMSの次世代規格・サービスとして、電話番号を宛先にしてより多くの文字数を送れる「+メッセージ」というものがあります。ここでは、+メッセージの概要やメリット・デメリットについて確認していきましょう。

+メッセージとは

+メッセージとは、GSMA(GSM Association)において世界標準とされているRCS規格に準拠した日本国内携帯3キャリア(NTTドコモ、KDDIau、ソフトバンク)が提供するメッセージングサービスです(+メッセージアプリを通して利用可能)。国内では、ドコモ、KDDIau、ソフトバンクの利用者同士で利用できます。テキストだけでなく、絵文字や写真、動画、スタンプ、音声メッセージを送信可能。最大で全角2,730字まで(8MB)、写真や動画は100MBまでの文字数を送ることができます。

+メッセージのメリット

送受信にはパケット通信料を利用するため、通信料が定額となるプランを契約している場合は新たに通信料がかかりません。また、LINEのようにビジネス用の公式アカウントなどを発行することも可能です。

+メッセージのデメリット

SMSは携帯電話に標準仕様として備わっているためアプリをインストールせずに利用できますが、+メッセージでは専用アプリをインストールする必要があります。そのため電話番号を知っている相手でも、+メッセージを利用していなければ自動的にSMSでのやり取りになります。
また、SMSはデフォルトで通知が表示されるようになっており、連絡があると画面に表示されますが、+メッセージは最初に許可しなければ表示されません。その上、このアプリは大手キャリア3社によって開発されており、格安SIMを契約している場合は利用できないため注意しましょう。

SMSのメリットや活用シーンとは

SMSのメリット① 到達率が高い

MNP(ナンバーポータビリティ)が導入されたことで、SMSで利用する携帯電話番号は、メールアドレスのように頻繁に変更することがなく、個人と紐付けられた番号になっています。そのため、宛先不明で届かないケースが少ないこともメリットの1つ。例えば、法人向けSMS送信サービスの1つであるメディアSMSでは到達率99.9%を実現しており(※)、督促や決済などの重要連絡時でもSMSは活用されています。

※株式会社ファブリカコミュニケーションズ調べ(受信拒否・圏外・電源オフを除く。4キャリア到達率当社検証試験の結果)

SMSのメリット② 開封率が高い

2019年に実施した20代から60代以上までの男女492人を対象としたアンケートでは、SMSの平均未読数は26件である一方でメールは約86件と約3倍の数値が報告されています(※)。SMSは、メッセージを送信すると通知設定やアプリの起動にかかわらず携帯電話にポップアップ表示されるのも特長の1つです。そのため視認性が高く、より連絡に気づきやすいことも開封率の高さにつながっています。

※株式会社ファブリカコミュニケーションズ調べ(調査時期:2019年12月、調査方法:インターネットアンケート、対象者:20代から60代以上までの男女492人)

SMSのメリット③ 送信コストを抑えられる

携帯電話宛に電話をかける場合は、相手が仕事中などで電話を取れないこともあるのではないでしょうか。実際に、2015年にマイナビが行ったアンケートによると、回答者全体の76.2%の方が「知らない番号からの電話には出ない」と回答されています(※)。相手が電話に出ない場合、何度も電話をかける通信コストと人件費がかかります。
しかし、SMSなら先述したように携帯電話を利用した場合は3〜30円、法人向けサービスを利用した場合は10〜20円ほどのため、通信コストを抑えることができます。また、携帯電話宛にメッセージを送るため、相手の都合の良いタイミングで確認してもらえるのもメリットです。

※株式会社マイナビ調べ(調査時期:2015年7月22日~2015年7月24日、調査方法:インターネットログイン式アンケート、対象者:マイナビニュース会員)

SMSのメリット④ 送りたいタイミングで送信可能

はがきや封書などのDMは、発送からお客様のもとへ到着するまでに時間がかかるため、すぐに連絡したい場合にはあまり向きません。一方SMSであれば、通信状況に問題がない限り、即時配信が可能です。台風や地震などによる緊急連絡や、雨の日限定セールなど当日に配信の決まった内容をリアルタイムで配信できるメリットがあります。

SMSの活用事例

SMSの活用事例として最も多いものの1つに本人確認として利用されているSMS認証が挙げられます。携帯電話の契約時には身分証の提出などが必要で審査が行われることもあり、電話番号は本人との結びつきの強い情報です。そのため多くの企業では、なりすましや不正利用対策として活用されています。
また、先述したように督促や決済などの重要連絡だけでなく、到達率の高さや開封率の高さを利用して、キャンペーン告知や休眠顧客へのセールス、アンケートの回収などで利用している企業も多くなっています。

法人向けSMS送信サービスを利用すれば一斉送信もできる

法人向けSMS送信サービスの特徴

携帯電話からSMSを送信する場合、1日に送信できる件数は基本的に200通と決まっているため、大量に送信することができません。また、同じ内容を複数人宛てで送信したい場合でも、個別に1件ずつ送信する必要があります。

一方、法人向けSMS送信サービスを利用すれば、管理画面から複数のお客様に対してSMSを一斉送信したり、APIによって既存システムと連携させて自動送信することが可能です。特に管理画面から送信する際は、多くの場合でインターネットに接続されているパソコンを用意するだけで利用でき、専用ソフトをダウンロードする必要はありません。また、1日の送信数も上限が定められていないため、大量配信も可能です。
ビジネスで利用する場合、携帯電話から個別に1通ずつ送信するのはあまり現実的ではありませんよね。例えば、サービスによってはテンプレート機能を備えているものもあり、日々の運用コスト軽減にも繋げられます。
また、文面の一部を宛先別に変える機能もあり、請求金額など個々のお客様に合わせて違う内容の文面を送信したい場合にも利用できます。「定期的に送信したい」「会社が休みの日に送信したい」といった場合は、あらかじめ送信予約ができるため、送信忘れを防ぐことも可能です。

SMSの送信方式について

SMSの接続方式には、大きく分けてキャリア直接接続と国際網接続の2種類あります。それぞれのメリット・デメリットについて押さえておきましょう。

キャリア直接接続

国内の携帯キャリアと直接接続する送信方式です。国内の携帯キャリアが正規ルートとして定めている回線を使ってSMSを送信するため、到達率が高いのがメリット。先ほど紹介した到達率99.9%を実現しているメディアSMSでもキャリア直接接続を採用しています。

国際網接続

海外の配信事業会社を使ってSMSを送信する方式です。キャリア直接接続と比べて送信単価が抑えられるところがメリットですが、国内キャリアが用意しているフィルタリングに引っ掛かり届かない可能性があります。そのためキャリア直接接続を採用している場合よりも、到達率が低い傾向にあるのが懸念点です。

送信できる文字数

個人間でのSMSのやりとりでは、最大で全角670字までメッセージを送信できます。しかしSMS送信サービスの場合は、宛先キャリアによって全角670文字まで送信できない場合があるため注意が必要です。楽天モバイルを含めた全キャリア宛てに670文字まで送信できるサービスは限られているため、サービス検討時には特に注目しておきたいポイントといえます。

送信元の表示名

国際網接続の場合は、11桁以内の英数字を組み合わせて送信元として設定できるため、企業名やサービス名などの表示が可能です。しかし、キャリア直収の場合は電話番号などの数字しか表示できません。SMS送信サービスによっては、「数字の指定ができない」「他社と送信元の番号が同じになる」といった場合があります。

双方向SMS機能

個人間でのSMSは、双方でやりとりをすることが可能です。しかし、SMS送信サービスの場合、企業側からのメッセージ送信はできても基本的に受信はできません。そのため、返信を確認したい場合は双方向SMSが可能なサービスを選ぶ必要があります。
サービスによっては、お客様から返信があった場合に自動的に内容を判別し、あらかじめ用意してあるメッセージを送信することも可能です。これを活用して、SMSを使った簡易的なアンケートを実施するケースなども挙げられます。

SMS送信サービス利用時にかかる費用

SMS送信サービスにかかる費用として、「初期費用」「月額利用料」「送信料」が挙げられます。まず初期費用は0円であるサービスも多く、導入時のハードルも低いといえます。

まとめ

SMSは、メールと比較して送信したメッセージが埋もれにくく到達率や開封率が高いことから、多くの企業で活用されています。ただし、携帯電話から送信する場合は1日200通までの制限がある上に一斉送信ができません。そのため法人でSMSを利用したい場合は、別途法人向けSMS送信サービスの利用が必要です。
SMS送信サービスでは全キャリア宛てに670文字まで送信できるものが限られており、一部のキャリアへしか送信できない場合もあります。また、送信方式によって到達率も異なるため、比較検討する場合は送信できる文字数や送信方式に注目しながらサービスを選ぶのが良いでしょう。